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紬は絹織物の一つで、多くの着物愛好家に愛されています。今回は紬と手描き友禅の関わりについてお話したいと思います。
まず、着物コーディネートのセオリーとして「織りの着物に染めの帯」という言葉は良く知られていますが、
紬の着物と手描き友禅の染め帯が、これに当てはまります。趣味性が高く、お洒落着としてきられる紬の着物には、
手描き友禅で染められた洒落帯が良く合います。
紬の着物の多くは「先染め」で糸の段階で染色し、織りによって柄を表します。
一方、手描き友禅は「後染め」で白生地として反物を織り、その後、染めによって柄を描き、地色を染めます。
このように、制作工程による大きな違いが紬の着物と染め帯のそれぞれの柄や生地の風合いに現れて、
メリハリのあるコーディネートになっています。
最近では「紬の着物に紬の帯」というスタイルも増えて参りました。これは、純粋に紬の風合いや着易さに根強い人気があることが一つの理由だと思います。
「紬の着物に紬の帯」、このスタイルのお洒落を楽しむ方法に「紬の着物に、紬の手描き友禅染め帯」というコーディネートがあります。
一見、ただの紬同士のコーディネートように聞こえますが、着物の「織り柄」に対して、帯が手描き友禅の「染め柄」なので、
着物と帯がお互いに引き立つコーディネートになります。
紬と言えば、織りによって柄をあらわすイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、手描き友禅では紬の白生地を使用して柄を描く場合もあります。
白生地の種類には結城紬や大島紬、その他には薇(ぜんまい)が織り込んであるぜんまい紬などがあります。夏物の場合は夏紬などがあります。

ぜんまい紬生成り 手描き友禅染め帯 鳥更紗
※生地には緯糸にぜんまい糸が織り込んであります。節状に入っている茶色い線がぜんまいです。
生地は生成りで、温かみのある風合いです。
白生地から作る場合、自分の好きな色や柄をつけることが出来るので、オリジナルのお洒落を楽しむこともできます。
紬の様々なお楽しみ方を、ぜひ、お試し下さい。
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