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着物に付いたシミ・汚れのお手入れについて

着物についたシミは自分で触らない事が鉄則です。
雑誌やテレビなど各メディアでは、素人でもできるシミ抜き方法を紹介していることがあります。 これは素人の方は絶対に真似しないことをお勧めします。 なぜなら、シミ以外の範囲まで色を抜いてしまったり、汚れがさらに広がる可能性の方が高いからです。 万が一、汚れがついてしまった場合は応急処置として、 乾いたティッシュで軽く押さえて水分を吸い取るだけにして下さい。 この時、絶対に擦ってはいけません。 その後、着物専門の染み抜き屋さん(悉皆屋さん)にてお手入れしてください。


着物にはガード加工というものがあります。
「ガード加工」を施す場合には、正絹の風合いが変化することを頭に入れておきましょう。 ただし、風合い変化の感じ方には個人差がありますので、私達の意見はご参考の一例としてください。
風合いの変化を感じずに着物を楽しんでいるという意見の方もいらっしゃしますし、 積極的にガード加工を進める呉服屋さんもいます。 「ガード加工」そのものを否定する内容ではありません。


私達の場合は普段から正絹を触っていますのでガードしてあるものは分ります。 正直、生地の風合いや着心地の良さも無くなると感じるので、 良い着物になればなるほど、そのままの風合いで楽しみたいと思っています。


ガード加工は主に水分汚れを弾く加工です。また、多くのフッ素加工は油ジミにもある程度の効果があるようです。 ただし、浸透性の高い水分の赤ワインやジュース、そして温度の高い水分の汚れは防げません。
汗抜きのお手入れはガード加工に関係なく、悉皆屋(染み抜き屋)さんにてのお手入れが必須です。


着用目的によって水汚れが予想される場合には、ガード加工をした方が良いという判断もできると思います。 ガード加工は着用目的や着用頻度などをご考慮されてからをご検討をお勧めいたします。


ガード加工後の地色の染め直しに関して、最近のガード加工は染め直しが可能ということですが、 やはり、加工後の友禅染めにはムラが出やすくなるのでお勧めしません。


大切な着物はマメにお手入れをする事が重要です。
子や孫の手に受け継がれてる着物は、マメなお手入れの証でもあります。


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